パイナップル日記

30代会社員兼主婦が徒然なるままに書いたこと

佐藤ママの本を読んでみた

育休中ならではの本を読もうと思い、最近は、ネットで見かけた興味ある本を図書館で予約し、借りてきています。

育休中ならではの本とは、ちょっと興味がある幼児教育含めた教育に関する本です。

仕事していると、プライベートで読む本は基本的に頭の休憩として読める小説が多くなるので、なかなかこの手の本は読む気になれないんですよね。

 

 

今回読んだのは、少し前に話題になった、灘から東大理IIIに息子3人を入れた佐藤ママ(佐藤亮子さん)の本です。

この方が本を出したとき、ネットでかなり炎上しましたよね。

で、息子さんがFBで火消ししたのを覚えています。

何かの時に思い出して図書館で予約したら、何十人待ちだったんですが、忘れた頃に順番が回ってきました。

 

いくつか本を出されていますが、今回はこれ。

 

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

 

 

 

 平易な言葉で書かれているので、一気に読めました。

読みながら、ネットで炎上してた内容を思い出しました。

賛否両論あるでしょうし、私自身全く同意できない部分も多いです。

ただ、ここまで親がコミットすれば、「努力できる才能」を持った子であれば、勉強でかなりの結果を出すことができるだろうというのも分かります。

 

本の内容は、大きく「生活編」と「勉強編」に分かれています。

備忘録として、それぞれ、同意できると感じた項目、無理だと感じた項目を書き出してみました。

全項目書き出したわけではなく、具体的な勉強方法についてはあくまで個人の性格に依ると思うので、割愛しています。

 

詳細は以下の通りですが、書き出してみて気づいたのは、同意できる項目が、無理だと感じた項目より圧倒的に多いということです。

以前佐藤ママさんに関するネットの記事を読んだときは、どちらかというと炎上してる意見に賛成でしたが、私の思考回路は割と佐藤ママさんと似てるのかも。

そして無理だと感じた項目のほとんどは、「母親は子供が18歳までは全てにコミットすべき」という意見に集約されるので、この点が全く相容れないんでしょう。

そして、ここが佐藤ママさんの主張の肝だと思うので、具体論は同意しても、思想は理解できないということになるんでしょうか。

我が家が共働きで私が仕事を辞める気がないからということもありますが、息子たちには、中学からはある程度自分のことは自分でできるように、将来のことやそのための勉強方法も、自分で試行錯誤しながら考えられるようになってもらいたいものです。

 

 

〜生活編〜

同意できると感じた項目

  • 叱る、怒るときは事前にシミュレーション
  • 「なぜできないのか」を具体的に考える。感情的に怒るのではなく、具体的に伝える
  • 子育てには出せるだけのお金をかける
  • 母親の知的好奇心が、間接的にでも子どもの豊かさにつながる
  • 朝はニコニコ、絶対に怒らない(朝早く気持ち良く過ごさせる)
  • 兄妹の年次にかかわらず絶対に公平にわける(わけた後のトレードは子どもに任せる)
  • テーブルマナーを教えるのは親の仕事
  • 習い事は必ずゴールを決めてから始める
  • 兄妹やよその子と絶対に比べない
  • 家族行事は全員参加で盛り上がる
  • 1日1時間は子どもとの時間をつくる

 

無理だと感じた項目

  • 18歳までは子どもに関するすべてが親の仕事(学校の準備は母親の仕事)
  • 散らかすのは子ども、片付けは母親
  • 子育ての責任を父母でシェアしない

 

〜勉強編〜

同意できると感じた項目

  • 生活の一部に勉強があるようは動線をつくる
  • 成績がよくても傲慢な子に育てないよう、親が友達と比較しない。勉強は自分との闘い
  • 筆圧を見直すことで点数は伸びる
  • 入試に関係ない副教科についても、最低限しっかり取り組む
  • 受験に不要な科目でも手を抜かない→「捨て科目」があると、テストをおろそかにする癖がつく
  • テストは100点を目指す
  • 数学は良問を身体が覚えるまで繰り返す(大学入試までの数学は、努力でどうにでもなる)
  • 歴史の導入はマンガに頼る

 

無理だと感じた項目

  •  18歳まで子どもの勉強や進路に関わり続ける
  • 母がテスト期間のスケジュールを立てる(中高)
  • 過去問の答え合せは母親が担当する(大学受験)
  • 大学受験の塾選びは、母親がビジョンを持つ

 

 

さらっと読めるし、具体論は参考になると思うので、興味ある方は図書館で借りて読んでみることをオススメします。

一度読めばそれまでで。