パイナップル日記

30代会社員兼主婦が徒然なるままに書いたこと

就活エントリーについて思うこと

少し前ですが、ドワンゴの就職受験料制度に対し、厚労省が中止求め行政指導というニュースがありましたね。




私が見る限り、ネット上では、ドワンゴのやり方を評価してる人が多いのかな。

厚労省が言っている、「お金がない学生の就職活動が制約される恐れがある」というのは、そもそも首都圏在住と地方在住の学生では就職活動に対する経済的負担が大きく違うことと比べると、2525円の受験料は問題視される程ではないかと思います。


就活生が100社以上エントリーするというのは、就活生と企業双方に大きな負担となるから、真剣に受けたい企業にだけエントリーしていく仕組みに変えたい、という信念は理解できます。


ただ、私が思うのは、「入り口で100社エントリーするのはそんなに悪いことかな?」ということです。


私はロスジェネ最後の世代、就職活動したのは10年以上前ですが、リクナビも普及し、ワンクリックでエントリーを経験した世代です。

氷河期だったので、100社以上エントリーしました。

説明会だけ行ってエントリーシートは出さなかったところも含まれますが、幅広い業種の会社を覗くことができたのは、貴重な経験でした。   

リクルートスーツを着ていれば、様々な業種の人の話を聞くことができる、怪しまれずに(笑)いろいろな会社に入ることができる。

これって、社会人になると、そう簡単にできません。 

交流範囲が、自分と接点がある業種、会社に絞られてきます。

異業種交流会でも、肩書きがセットになってきて、駆け引きなしに話ができるわけではありません。

フラットな状態で、多くの会社に接することができるのは、就職活動の特権だと思います。


一方で、企業にとっても、将来の顧客になるかもしれない人に自社を宣伝をする機会だと思います。

100社エントリーというのは、就活生にとっても、企業にとっても、マイナスなことばかりじゃないと思うんですよね。 


ただし、説明会一つ開くのでも、人的物的コストはかかるわけだから、就活生は大人として、社会人の卵として、欠席するなら連絡はしましょう。


それでは。


※首都圏在住でしかも都心を横断する定期券を持っていたので、交通費があまりかからなかったからそんな呑気なことが言える、それは確かにあります。その辺の機会の平等は別の問題なのかなと思います。